上衣としてのスリップドレス

スリップは、女性用ランジェリーの一種で、肩から吊るして胸部から腰ないし膝下までをカバーする。主に、衣類のすべりを良くし、外衣で皮膚がすれたり、外衣が汗で汚れたりするのを防ぐ。また、「透け感」のある外衣の下に着用して、過剰な露出を避けるためにも利用する。スリップ丈は、外衣より5cm程度短くして、外にはみでないようにするのが普通とされる。この他、下着のスリップと類似した形状のドレス、あるいはドレス的なテイストを持つスリップをスリップドレスと呼ぶこともある。キャミソールとの違いは長さで、実際にロング‐キャミソールはスリップと特別な相異点はない。

キャミソールドレスと同様に袖なしで細い肩紐をもち、切り替えのないのスリムラインのドレスをスリップドレスと呼ぶことがある。フォーマルなものでは、肩から背中にかけて、露出度が高い。背中や(左)脇下にチャックをもち、それを引き上げて着用するタイプが多い。肩紐で吊るすタイプの上衣であっても、直線的な裁ち方で落ち感のないもの、プリント柄などカジュアル性の高いもの、子供用のものなどは、通常、サンドレスとして区別される。

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